Apple iMac(late2012)
iMac(late2012)
システムスペック表
本 体 Apple iMac 21.5インチモデル
ディスプレイ 21.5インチLEDバックライトディスプレイ(1,920 x 1,080ピクセル)
CPU 3.1GHzクアッドコアIntel Core i7
メモリ 16GB(8GB×2)
O S MAC OS 10.10.5(Yosemite)
HDD 1TB Fusion Drive(USB3.0接続の外付けHDDは3TB)
使用ソフト Final Cut Pro X(10.2.2)・Compressor 4.2.1・PhotoshopCS6・IllustratorCS6 他

Power Mac G5及びiMac G5がシステム・スペックとも限界に達してきたため、後継機として2013年1月に導入しました。
編集ソフトはFinal Cut Pro X。この他Photoshop/Illustrator共にCS6を入れています。

なお、iMacは発売期間が非常に長く代々のモデル数も多いのでどのモデルか分からなくなるため、ここではあえて「iMac(Late 2012)」と表示しています。

機種選定
これまでPower Macシリーズを使用してきたことから当初Mac Proを導入する予定でした。しかし、高額なことやその他様々な理由により早期の導入を断念。ハイビジョン映像編集に適したVAIOの導入も検討しました。そんな中iMacでもハイビジョン映像の本格編集が可能であるとの情報を得て、2012年12月の新型iMacの発売を待って導入に踏み切りました。
スペック

最新機種の導入とはいえiMacということもあり、ハイビジョン(将来的にはフルAVCHD)映像編集を行うためスペックにはこだわる必要がありました。

これは、Power Macシリーズの時と同様です。画面サイズはフルハイビジョンと同等の画素数(1920×1080)のパネルが採用されている21.5インチ。CPUは21.5インチモデルでは最高スペックである3.1GHzクアッドコアIntel Core i7。メモリも同じく(というか21.5インチモデルは増設・交換できないので)最高の16GB。ストレージはシステムの高速・安定性を重視して、今話題のSSDを使用したFusion Driveにしました。

Final Cut Pro X・Compressor 4

◎プロジェクト設定・編集作業
Final Cut Pro 5まではプロジェクト設定はHDVなどビデオフォーマットによるプリセット設定で行っていました。
しかしFinal Cut Pro Xでは最終出力メディアに合わせたプロジェクト設定が推奨されています。
納品メディアはBlu-rayとDVDなのでBlu-rayの仕様に合わせてプロジェクト設定も1920×1080 29.97iで編集しています。
編集に使用する画像データも1920×1080で制作しています。

◎ディスク制作
Final Cut Pro XではHDVテープへの書き出しができないのでiMacで直接Blu-ray・DVDを制作することにしています。
なお、Final Cut Pro Xでは書き出しの詳細な設定ができない様なので、Compressor 4を導入してディスクイメージ(.imgファイル)を制作しています。

◎ディスク制作(メニュー画面)
メニュー画面はオリジナルの画面が制作できます。特にBlu-rayでは背景画像・ロゴ画像(画面右上)・タイトル画像(トップメニュー表示時のみ)の3点が設定できます。(DVDは背景画像のみ)またチャプターメニュー画面ではFinal Cut Pro Xで設定したチャプターとチャプター名を表示することができます。
Blu-rayのチャプターメニュー画面では各チャプターのタイムカウンターも表示されます。個人的にはBlu-rayでディスクメニューが制作できるのが良いと思います。

◎映像・音声フォーマット
Compressor 4では映像・音声フォーマットをそれぞれ選ぶことができます。
私は高画質・高音質なディスク制作を心がけているので音声はリニアPCM48kHzを(Blu-rayでは24bit、DVDでは16bitを選択)選択しました。ちなみに映像はBlu-rayはH.264(最大35Mbps平均30Mbps=各最高ビットレート)。DVDはリニアPCMを設定したこともありMPEG-2(最大8.8Mbps平均7.5Mbps=少し下げ)としています。これは市販Blu-ray・DVDソフトとほぼ同等と思われます。

周辺機器

内蔵HDDは1TBの5400rpmなのでハイビジョン映像を扱うには容量・性能ともに不足であると判断し、外付けのHDDを新規に導入しました。ウエスタンデジタル製で容量は3TBで接続は今回のiMacが初めて対応したUSB3.0です。

光学ドライブも、iMac(Late 2012)には別途必要なため「Mac用のBlu-rayドライブ」としてロジテックのUSB3.0対応ポータブルブルーレイドライブ(for Mac)LBD-PME6U3MSVを導入しました。

また、映像を32型のフルHD液晶テレビ〈ブラビア〉で表示させるため「Mini DisplayPort - HDMI変換アダプタ」をThunderboltポートに接続してHDMIケーブルでEX700と接続しています。

ノンリニアヒストリー