DHR-1000
DHR-1000

DV(標準)テープとMiniDVテープの両方に対応したデジタルビデオデッキ。
定価は43万円とDVデッキの中では最も高価でした。2003年3月に生産完了になっています。

以前はカット・アフレコ編集などに使用していました。
現在ではHDVの導入によりDV・MiniDVテープのアーカイブ再生用途に専念させています。

編集機能

全て搭載のワイヤード編集コントロールパネル上に集約されており、まるで単体の編集コントローラーを使用しているようで使いやすくなっています。

さらにDVカメラのワイドTVモードでスクィーズ収録されたワイド映像を4:3のレターボックス画面サイズに変換する「ワイド再生」機能も搭載されています。
私は撮影のほとんどをワイドサイズで行っているのでこの機能は大変重宝しています。

この機能は私の知る限りソニーの初期のDV機器にのみ搭載されているようで、最近のダブルビデオのDV機器には搭載されていないようです。
どうやら最近のソニーのテレビに「V圧縮」というワイド映像表示機能が搭載されたのが原因のようです。なお、編集時はDCR-VX2000を再生機として使っていました。

エアチェック(TV放送録画)機能

2003年2月には初めてBSデジタルチューナーからの外部入力でNHKハイビジョンの「南極ハイビジョン放送センター開局記念番組(テレビ放送開始50周年記念番組)」を録画しました。

ハイビジョン画質ではありませんが、デジタルVTRを使用したのでNTSCとはいえ、非常にクリアで鮮明、さらに16:9のスクイーズワイド画面で録画できました。

続いて3月にはデジタルWOWOWに加入し、「第75回アカデミー賞授賞式」の独占生中継番組(初の授賞式のハイビジョン中継)も録画しています。

2004年11月にHDD/DVDレコーダーRDR-HX100を購入てからはエアチェック用途を引退し、DV/MiniDV再生専用機として運用しています。

DHR-1000スペック一覧表
操作機能 ジョグシャトルリング・ダイヤル・ワイヤード編集コントロール
パネル(本体下部に収納)
主な編集機能 10 プログラム の自動アッセンブル編集(イン・アウト点の静止画像
表示が可能)・カット編集/映像・音声インサート・音声アフレコ
・録音レベル・バランス調整
エアチェック
(テレビ放送録画)
ワイドクリアビジョン放送対応・BS放送の48kHz
・16ビットBモード音声のダイレクトなデジタル記録が可能
デジタル入出力端子 DV端子(i-Link)・光デジタル(出力のみ)