HT-K31
HT-K31の後継として2011年7月に購入した、ホームシアターシステムです。

◎ロスレスオーディオ対応
今や当たり前となったデジタル放送音声規格「AAC」の他に普及価格モデルでは初めてBD-ROM(ソフト)で採用されている「ロスレスオーディオ」に対応しています。

◎HDMI端子装備
HDMI接続対応機器の充実やロスレスオーディオを伝送するためにHDMI入力端子を3系統・テレビ用にHDMI出力端子を1系統装備しています。これにより各機器間の接続はHDMI端子搭載機器ならHDMIのみの接続でOK!入力切替もHDMIのリンク機能でほぼ自動。
さらにテレビの音声も従来は光ケーブルが別途必要でしたが、BRAVIAのHDMI1端子がARC(Audio Return Channel)対応のため、HDMI出力端子との一本接続でこれまたOKとなります。ホントに最近の機能はスゴイですね。(これにより光ケーブル接続をする必要がなくなりました)
ホームシアターシステムとは?
家庭でBlu-ray(以下BD)やDVDソフトに収録されている5.1chサラウンドなどのマルチチャンネル音声を聴くためのシステムです。種類は簡易的な2.1chからハイエンドな7.1chまで様々あります。

◎普及タイプ(2.1〜5.1ch)
一般にスピーカーとアンプ・ケーブルなど必要な物が全て同梱されたセット販売品がほとんどで音響機器に詳しくない人でも簡単にセットできるようになっています。機器もコンパクトな物もあり場所も選びません。価格も数万円です。

◎ハイエンドタイプ(5.1〜7.1ch)
大型の機器で構成されていて好みの物をカスタマイズできるようスピーカー・アンプ類がそれぞれ別(バラ)売りで価格もスピーカー1つが数万〜数十万円。アンプも大型で数十万円する物がほとんどです。(全部そろえれば50〜100万円はするかも)
当然音にとことんコダワルため、ケーブルも1m一万円?クラスの物を使用するようです。
また、このクラスの特長としてはBDで採用されている「ドルビートゥルーHD」や「DTS HD Master Audio」といった「HDオーディオ」に対応している機種があることです。
5.1chサラウンドとは?

最も一般的なマルチチャンネル音声で、スピーカー構成は1.フロントL(左)・2.フロントR(右)・3.センター(セリフ担当)・4.リア(サラウンド)L・5.リアR・6.サブウファー(低音担当)の計6つです。

サブウーファーは低音専用のため0.1chと数え、これに残りの5つのスピーカーを足して「5.1ch」と言います。

合計6つという複数の音声チャンネルがあるので「マルチチャンネル」というのです。
サブウファーにより迫力のある重低音(よくあるのが爆発音など)が体感でき、かつステレオ音声では不可能な後方からの音声が再生できるので飛行機やクルマの音の「音の移動感」が体験できるのです。映画ソフトの場合、大半は5.1chサラウンド音声が収録されています。

5.1chサラウンドの種類(音声圧縮方式)
5.1chサラウンドには様々な種類(音声圧縮方式)があります。

◎「ドルビーデジタル」
最も一般的な物でBD・DVDの映画ソフトに採用されているので御存知の方も多いでしょう。

◎「DTS」
ドルビーデジタルより圧縮率が低いためその分音質が良いそうです。(低音の迫力もバツグン!)これはドルビーデジタルのオプション規格であるため、ソフトにより収録されてない場合があります。
またこの規格はデジタル音声のみの出力なのでホームシアターシステムがないと聴くことができません。
※これら「ドルビーデジタル」と「DTS」は現在ほぼ全てのホームシアターシステムで対応しているようです。

◎「ドルビートゥルーHD」&「DTS HD Master Audio」
上記2つの規格のHD版で、いわゆる「HDオーディオ」と言いロスレス(可逆圧縮)音声規格になります。
この規格に対応しているアンプは今のところハイエンドクラス以外は数少ない様です。(この現状を考えるとSS380は価格の割に大変貴重なモデルと言えましょう)

◎「AAC」
正確には「MPEG-2 AAC」というようで、主にデジタル放送で採用されている規格です。
AAC音声を聞くためにはアンプが「MPEG2-AACデコーダ」を搭載している必要があります。
デジタル放送と共に普及し始めたため、それ以前の古いアンプによってはAACに非対応のものがあり、これらのアンプではBD・DVDの「ドルビーデジタルやDTSの5.1chサラウンド」は聴けてもデジタル放送の「AACの5.1chサラウンド」は「ダウンミックスPCM2chステレオ」でしか聴くことができません。
現に最初に購入したHT-BE1は対応していません。そのため、私は追加でHT-K31を購入することになりました。皆さんもご注意を!
ちなみに、「AAC方式の5.1chサラウンド」は主にWOWOWやSTAR CHANNEL-HVの映画番組で放送されています。
なお、AAC音声を聞くためにはデジタル放送対応機器と光デジタルケーブルで接続して機器側のデジタル出力設定を「AAC」にすると5.1chサラウンド放送時に5.1chサラウンドで聴くことができます。(「PCM」のままでは「リニアPCMの2ch音声」が出力されてしまいます。)
これらの番組を視聴する方は、AAC対応のホームシアターシステムを導入されることをお勧めします。ハッキリ言います!迫力が違います!